レッスン再開して分かったこと

(今回の記事は音声でも配信しています。)緊急事態宣言が解除されて、対面レッスンを再開してから今日が初めての対面レッスンやったんです。

初日やったのにたくさんのご利用者さんが来てくださって。レッスン前から、ご予約をいただいた時からありがたいなとは思ってたんですけど、実際レッスンを終えてみると、ありがたいどころではないというか。そのことをお話したいんですが、その前に、

 

10年、20年前のことになりますが、当時いろんな楽器店や事務所で講師をさせてもらったり、それと同時に、飲食店でホールスタッフしたり、コールセンターでオペレーターのバイトもしていました。

どの仕事も全部、売り上げを伸ばそう、稼ごうという目標に向かっていました。で、そこから独立し始めた頃の私も、お申し込みが多いととても嬉しかったんです。お金がどうのこうのではなく、そういう社会から認められた気がして。なのでそこ(稼ぐこと)がゴール、善なんだと信じて疑わず突き進んでたんですが、そのやり方を続けてるうちに、もやもやしてきました。ずっと長い間、もやもやしていました。

で、もやもやしたままコロナで自粛期間に入り、ボイストレーナーの友達に教えてもらった「ゆっくり、いそげ」という、クルミドコーヒーというカフェを経営されてる影山さんという方の本を読んでたのですが、雷に打たれたように「これだ!」となりました。

その本を読んでもやもやの正体が分かりそうだというところで、先日対面レッスンをさせてもらって、ようやくすべての謎が解けました。(笑)そのもやもやをきちんと言葉に出来ます。

ザ・資本主義のシステムの中では、お金を稼ぐこと、売り上げを右肩上がりにしていくことが目的になりますが、私はそれでは楽しくなかったんです。そこが分かりました。いえ、楽しくないのは気付いてたんですが、じゃあどういう形が心地いいのか、どうしていけばいいのか、というところまで言葉に出来ませんでしたが、

 

目の前のご利用者さんと、リラックスしながら楽しみつつ、でも全力でご利用者さんが気持ちいい時間を作り上げる。そういう日々をかさねて、いろんな出会いや別れがあって、植物が育つように、いろいろな形に変わっていきたい、空気がおいしくて、風が気持ちよくて、心地いい、気持ちいい森へと育てていきたい。そういう歩み方をしたいんだと思いました。

だから、お一人お一人との出会いがほんまにありがたい、宝物だなと、レッスンしながら泣きそうになったほど感じました。今来てくださってるみなさん、出会ってくれて感謝しています!ということで、これからも「渡辺みゆきとカラオケライフ」を続けていきます。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。ごきげんなカラオケライフを!