歌声の出し方①

カラオケレッスンヒトカラ

歌うまに必要な「きほんのき」の項目が、どのくらい出来ているか測定する「測定会」。測定会では、「きほんのき」の全項目を記載している「成長おめでとう表」をもとに行っていきます。今回から3回に分けて、発声に大切な項目を説明していきますね。今日は「地声と裏声」についてお話しします。

 

カラオケレッスンヒトカラ

声区(ざっくり言うと声の種類)って、地声を作る筋肉群(内甲状被裂筋など)と裏声を作る筋肉(輪状甲状筋)、この2つの筋肉群で作られています。話している時や歌っている時は、この2つの筋肉が同時に動いているんです。「いやいや、会話している時は地声で話してるよ!」と思うかもしれませんが、(多くの場合は)実は裏声の筋肉も動いてるんですね。面白いですよね。

 

で、高音が出ない、声量がない、音程が取れないなど、歌声の悩みは、だいたいこの2つの筋肉がバランス良く動けてないことが原因です。どちらかの筋肉が弱かったり、強かったり、同時に動ける力がなかったりします。ちょっとイメージしにくい例えかもしれませんが、左足より右足の筋力がなくてバランスが悪く思いきり走れない、右足と左足がスムーズに動かずこけそうになる、という感じです。

 

ということでその2つの筋肉群を鍛えていくために、例えば右足と左足をそれぞれ自由に動かせるようにするために、地声と裏声をバラバラに出せるようにしていくんです。それがどの程度出来ているかを、「地声と裏声」の項目でチェックします。

 

「裏声と地声くらい使い分けられるよ!」と思うかもしれません。でもものすごく低い音を裏声で出せますか?いつも歌っている曲を、どの音も全て裏声で歌うことはできますか?低域で地声と裏声が使い分けられない方は多いんです。

 

ということで声を出せるようにするための手順1つ目は、「声を作っている2つの筋肉をきっちり分けて使えるようにする」ということになります。ではまた「成長おめでとう表」の解説をしていきますね!それではみなさん、楽しいカラオケライフを♪