先生が思う歌が上手いって?②

いただいたご質問に回答する「ほぼ毎日ご利用者さんへおしゃべり」のコーナー。(お名前記入無のご質問はこちらです!)「先生が思う歌が上手いって?2」です。トークの内容を補足するため書き足しています。

 

歌が上手い要素には音程、リズム、抑揚、声質があると思うのですが、これに順番をつけるとしたらどうなるでしょうか?それと先生が思う歌がうまいとは、を教えていただけたら嬉しいです。

私が思う歌が上手いとは「聞いている人の心が豊かになること」だとお話ししました。「そうするにはどうしたらいいの?」ということなんですが、力強い歌声に感動したり、優しいささやいているようなウィスパーボイスに元気をもらったりと、ジャンルによっても歌い方のスタイルはバラバラですよね。でも共通点があるとしたら、「曲のストーリーを理解していること。そしてそのストーリーをその人なりに声で表現していること」だと思います。

 

曲も映画みたいに、場面場面で表現されてる感情が違いますよね?出だしのメロディーを聞いていると穏やかな気持ちになるけど、サビのメロディーを聞いてると激しい悲しみが伝わってくるなどがあると思います。ストーリーを理解してそれを表現するとは、ざっくりと言えば、穏やかなメロディーのところは穏やかな歌い方で(その人なりの解釈で)、激しいメロディーでは激しい歌い方(その人なりの解釈で)をするということです。そして歌手はその表現が繊細!1音1音音色が違う!表現のメモリが細かい人が多いと思います。

 

そこでいよいよ音程やリズムの役割についてです。映画に例えると、音程やリズムは、台本だと思ってます。ストーリーやセリフなどの映画の骨組みに当たるところです。そして声質や抑揚は、俳優さん達の演技に当たると思います。また家を建てる時の基礎工事が音程やリズムで、内装のデザインやインテリアなどの飾り付けが声質や抑揚になるかなと思います。

 

なのでご質問いただいたように順番はつけられないのですが、リズムや音程で基礎を作って、その上でどう声で表現するか(声質や抑揚)という流れやと思っています!参考になれば嬉しいです!

 

それではみなさん楽しいカラオケライフを!