「じゃこ部ライブツアーat バンカラ梅田店さん」の課題曲について全3回のシリーズでお届けしております!第一回の大阪ラバーに続いて第二回の今日は「高嶺の花子さんを歌うポイント」です。
上のインスタ動画でもお話ししていますが、この曲のサビで最高音が出てきますが、back numberさんはそこを裏声で歌われています。そこがポイントなんです!なんでポイントになるのか?
人は興奮している時やテンションが高い時に高音を使うんです。だから、高音が使われているメロディーを聞くと、緊張感が高まるんです。悲しい曲だったら悲しさがマックスに、楽しい曲だったら楽しさマックスに曲のストーリーが盛り上がります。なので特に曲の中で一番高い音というのはクライマックス辺りで使われる事が多く、歌手は地声で力強く歌うことが多いんです。
4'19あたりがこの曲の最高音ですが、力強い声で歌われていますね!曲の盛り上がりをしっかりと声で表現されていると思います!かっこいい!
でもこういう曲のクライマックスで使われている高音を、歌手が裏声で歌っている曲はたくさんあります。aikoさんのカブトムシ「生涯〜忘れる〜」とか、絢香さんのI believe「信じることで〜」とかです。もちろん歌手は、地声で出ないから裏声で歌ってる‥のではなく、裏声にすることで表現したいことがあるんだと思います!
地声と比べて裏声にはどんな特徴があるかというと、まず「柔らかさ」ですね。でもメロディーには高音の持つ高い緊張感はあるので、胸に秘めた強い思い、悲しみ、切なさなど表現できますね。あとはあまり盛り上がりすぎない効果を狙って、1番2番のサビの高音は裏声で歌って、最後のサビの同じ高音部分は地声で歌って、曲の緊張感マックスをコントロールするという使われ方もあります。(米津玄師さんのLemon等)
そしてこのように曲の中で裏声で歌われている部分って、1曲の中でほんの少しだけなんです。(アンジェラアキさんや森山直太朗さんのようにそうじゃない曲もありますが、そういう曲が多いです)だからなのかそこを適当に歌ってしまっている方が多いなという印象で、そうすると「高音が出ないから裏声を使ってるんだ感」が出てもったいないと思うんです!
そうならないポイントはまずは金太郎飴歌いですかね。舗装されていないがたがたの砂利道のように、ふらふらとした不安定さがある声ではなく、どこを見ても平らな高速道路のように安定した声で歌いたいですね!
そのためには、魔法のような即効性のあるコツはないんですが、裏声の部分だけゆっくり歌ってみる→それが出来たら地声から裏声にひっくり返してもうまくいくようにゆっくり歌っている。など、丁寧に練習されるといいかなと思います!
長くなってしまいましたが、何を伝えたかったかと言うと、ほんの少ししか登場しないけど「高音を裏声で歌う」ところはとっても大切な部分なので、丁寧に歌うとますますいい歌になるよ!と言うことです!こんな文章で上手く伝わっているといいのですが、また分からないところなどあればご利用者さんはライン等でお気軽にお聞きくださいね!次回第三回はJUJUさんの「やさしさで溢れるように」の予定です!お楽しみに!それではみなさん、楽しいカラオケライフを♪
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