思い入れのある声の筋肉「甲状舌骨筋」

(5'16〜が目玉の親父です。それにしてもみなさん、いろんな声を柔軟に使い分けててすごい!しびれる!)

 

目玉の親父、子犬の鳴き声、はじめてのチュウ、柳原加奈子、松田聖子ちゃんなどなど、こういう平べったくて張りのある声を作るためにかかせない「甲状舌骨筋」という筋肉があります。のど仏と、その上の舌骨にくっついています。この筋肉に、私は思い入れがあるんです(笑)

 

なぜかというと・・・私はこれらの声を出すことがとっても苦手でした!だって、こんな声を出そうと思ったことがないんですもん(笑)でも出していない声、出せない声があるということは、使っていない声の筋肉があるということ。そのために大好きなあんな曲やそんな曲が歌えない!

 

ということで、喉の筋肉の働きを回復させるために、私の場合は上記のタイプの声を、よーく聞く→真似する。ということを何度も繰り返しました。最初は「え?どう出すの?!分からないー!」っていう日々が続くんですが、だんだんと耳が育ち、聞こえ方が変わってくるんですね〜。少し声が出せるようになると「お?出来た?ちょっと声が変わってきた?!」と楽しくて仕方なくなってきて、また出したくなるという最高なサイクルに入っていきました(笑)

 

それまで明菜ちゃんのような、かっこいい声や歌い方の人が好きでそればっかり歌っていたんですが、そんな時、聖子ちゃんをものまねして歌ってみたんですよ。そうするとですね、体の使い方は今までと全然違うし、なんというか「女の子純度100%」みたいな気持ちに初めてなりました!(笑)(気持ちと声はつながっていますが、気持ちと切り離して特定の声を出すことは出来るようになります!)愛媛のど田舎から、大都会・大阪に出てきたその日と同じくらいに「こ、こんな世界があったんだ・・」って衝撃でした。

 

生徒さんにもレッスンで、その方がふだん使わないであろう声をたくさん出してもらいます。「どうやって出すんやろ?こんな声出したことない!こんな声、あったんですね(笑)」なんてびっくりされます。性格や生活環境などで、みなさん使う声が知らず知らずに限定されているんですよね。

(明菜ねえさんの動画も添付)

 

尊敬するトレーナーさんが「発声のくせは生活習慣病だ」というようなことを(た、多分こんな感じ!)言われてました。これを聞いた時は雷に打たれたくらいの衝撃で、なんて的確に言い表しているんだ!名言だなと思いました。この名言を度々思い出すんですが、その度に必ず、聖子ちゃんのキュートな世界を知った衝撃と、「甲状舌骨筋」を思い出すじゃこでした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!それではみなさん、今週もたのしいカラオケライフを〜♪

 

 

 

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